賞味期限と消費期限の考え方

よく、賞味期限とか消費期限とかいいますけど、この違いって知ってますか?

賞味期限とは、おいしく召し上がれる期限です。(ただし、メーカー基準なので、非常に曖昧)
この期限を過ぎても、すぐ食べられないということではありません。
大手メーカーは何らかの実験や検査で決めているのかもしれませんが、中小企業は感覚的なものです。

あくまで「メーカーが考えるおいしく召し上がれる期限」なので、期限が切れても若干品質が劣る程度。
十分に食べられます。

消費期限とは、生ものやおにぎり、サンドイッチのような生鮮食品に使われる表示で、概ね5日程度で急速な品質の低下が認められるもの。

消費期限が切れたものは腐敗が進んでいる可能性があるので、食べないほうがいいですよ。

農林水産省ホームページより引用

農林水産省ホームページより引用
http://www.maff.go.jp/j/jas/hyoji/kigen.html

 

ネット販売のパンは、焼きたてを瞬間冷凍して保存しています。
冷凍保存(-18℃以下)すると、保存料などの添加物に頼らなくても雑菌やカビが繁殖できないので、賞味期限は製造より6ヶ月としています。

また、解凍後は通常のパンと同じなので、常温保存(10℃〜25℃)での消費期限は、解凍日より2〜4日程度大丈夫です。(商品により消費期限が異なります。)

 

最近人気のいちごロール。寒くなってきたからですかねぇ〜
このパンの消費期限は、解凍日より常温で4日です。

 

この賞味期限と消費期限について、お客様よりこんなお問い合わせをいただきました。

冷凍での賞味期限:製造日より冷凍(-18℃以下)で6ヶ月(お届けより5~6ヶ月程度)
解凍後の消費期限:常温にて2~4日程度と書いてありますが、パンフレットの中には
冷凍は一か月くらいは大丈夫です。
※解凍後は出来るだけ当日中にお召し上がりください。
と書いてあります。どちらが正しいのですか?

確かに!書きました。店チョ自身が!!

ちょっと説明が足りませんでした。
ゴメンナサイ。

 

厚生労働省の指導(食品衛生法)により冷凍保存温度帯は−18℃以下とされています。
スーパーなどで流通している冷凍食品は−18℃以下で保存しなければいけません。
ですが、ご家庭の場合、冷凍庫の容量が小さいことや開け閉めが激しことにより−18℃以下で保つことが難しいと考えられます。

パンフレットには「1ヶ月くらいは大丈夫です」という、なんとも曖昧な書き方をしていました。
あたかも「賞味期限は1ヶ月です」と言わんばかりに。
でも、状況によっては1ヶ月あたりで霜が付き始めるので、できるだけ美味しい状態で召し上がっていただきたい想いからくるものです。

解凍後の消費期限についても同じで、「できるだけ当日中にお召し上がりください。」としています。

賞味期限(保存温度−18℃以下)、消費期限(10〜25℃)について問題はありませんが、お客様の手に渡った後はどのように保管されているのかわかりませんし環境もわかりませんので、このような書き方をしました。

 

パン工場の冷凍庫。
常にー25℃を保っています。
十分な広さを確保して、温度が下がらないようにしています。

 

パンは生鮮食品。
そう考えています。
できれば、焼き立てアツアツを召し上がっていただきたい。
でも、それが出来ないから、想いが先に出ちゃってるんでしょうか?

焼きたてパン屋を全国に作ることができたら、このジレンマから開放されるんですけどね(^^♪