トントンハウス誕生物語

今から13年前、「ある男」が夢を描いてパン屋に転職しました。

金沢工業大学建築学科を卒業後、「ある男」は、とある会社の設計部に配属されました。

13年前の店チョ スーツ着てるじゃないっすか!

13年前の店チョ スーツ着てるじゃないっすか!

 

4年間、ただただ仕事をこなし、社会の波に飲み込まれていたとき、 「図面を書く」という、神経を使う、 そして、いすに座りっぱなしの仕事に嫌気が差したのでした。

「自分はどんな仕事がしたいのだろう?」

「何をしたいのだろう・・・」

悩み、頭を抱え込んでいた時、隣にいた妻はこう言いました。

 

「毎日焼きたてパンが食べたい!」

 

早く焼きたてパンを届けたくって鉄板のまま出してます

早く焼きたてパンを届けたくって鉄板のまま出してます

 

焼きたてパン・・・自分でパンを焼いてお客様に食べていただく。

た、たのしそうだ・・・

じっと座っていられない性格の自分には、天職のように思えました。
その日のうちに買ってきた転職情報誌には、なんと!! パン屋さんの中途採用の募集が・・・

 

さっそく連絡を取って、面接官に熱い情熱をぶつけ、 関東では有名なパン屋に、中途採用として潜りこむことに成功したのでした。

「ある男」26才の時のことです。

 

念願のパン屋になったぁ!のですが・・・

晴れてパン屋になったものの、先輩たちの多くは年下ばかり。最初の一年はアゴで使われるお手伝いさんのような毎日でした。
そして、時が過ぎ、実力がつき始めると、出る杭は打たれるかのごとく 先輩からの「イジメ」・・・ それでも、出遅れた分を取り戻すように必死で必死で仕事をしました。

当時住んでいた街並み

 

家に帰ってもパンの本を読みあさり、パンの勉強、休みの日はパン屋めぐり、 まさにパン漬けの毎日が続きました。
3年経ったある日、勤め先のパン屋で作ったパンを見て思いました。 菓子パンも惣菜パンもフランスパンもおいしい。

でも食パンは・・・

そのパン屋の食パンは口溶けがあまり良くなく、 どううまく作ってもおいしいとは思えないものでした。 (よく売れていましたが・・・)

一番食べるのは食パン、大好きなのも食パン。
おいしい食パンを作りたい、そして食べたい。 ならば自分で研究して作っちゃおう! 
食パン大研究のスタートが切って落とされました。

当時の食パンのレシピたち お世話になりました

当時の食パンのレシピたち お世話になりました

 

食パン大研究

おいしいと有名な都会の食パンたち

おいしいと有名な都会の食パンたち

 

おいしいと有名な食パンを見つけて来ては食べ歩き、 仕事から帰ってきては食パン作り。
もう「食パンオタク」です。
1才になる息子も巻き込み、一緒に食パンを捏ねて、 家中粉で真っ白にしては怒られていました。

この頃は毎日息子と食パン作ってました

この頃は毎日息子と食パン作ってました

 

生活はギリギリだったので、妻は息子を自転車に乗せ、安い強力粉を求め、 いろいろなスーパーに行っては買ってきてくれて、 この「食パンオタク」を支えてくれました。
妻と息子には迷惑な話です。ほんとごめんなさい。。。

試行錯誤の末、ある程度、自分の理想の 「口溶けの良い、柔らかい食パン」が見えかけてきた時、 ハプニングが起きました。

 

材料を1つ入れ忘れたのです!!

 

後から入れるなんて作り方聞いたことないし、 失敗したからといって捨てるわけにもいかない。
「食パンオタク」は悩んだ末、決断を下しました。

 

えぇーい、入れちゃえっっっ!!!

 

とてもパン屋の常識では考えられない作り方で、その食パンは焼けました。 恐る恐る一口食べてみると、

えっ う・うまい・・・ 

口の中でスゥーとパンが溶けてく・・・ 

半熟卵のようなトロッとした舌触り。

耳はサクサク中身はフワフワ、何で? 

これが「tonton食パン」のおいしさの秘密です。

焼きたてのtonton食パン 格別です!!

焼きたてのtonton食パン 格別です!! 

 

「卵・乳製品を使っていない食パンはありますか??」

オープン当初のお店の様子

オープン当初のお店の様子

 

晴れてパン屋を開店し、おいしい食パンをお客さまに届けたくてパン屋を開いた店長は毎日心をこめて食パンを作っていました。
そんなある日、こんな『お客様の声』を聞いたのでした。

「卵・乳製品を使っていない食パンはありますか??」

その時、この店で卵・乳製品を使っていないパンはフランスパンだけでした。
やわらかくておいしい食パンを作るには、卵や乳製品を入れるのがパン屋の常識です。
物は試しと卵・乳製品を入れずに作ってみました。

すると・・・

なんと!

う・うまい・うますぎる・・・

さらにスゥーっと口の中で溶けるような食感。

さらにさらに、ふわふわのおいしい食パンになったではありませんか!

この湯気!ヤバくないですか!!

この湯気!ヤバくないですか!!

 

でも見た目が悪くなってしまったのです。
たまに穴もあきます。
きれいな四角の食パンになりません。

でも、卵・乳製品が食べられないお子様も、パンがモゴモゴして苦手だったご年配の方も、 おいしく食べられる食パンが生まれたのです。

店長は、ご家族が同じメニューで朝食がとれるなら、卵・乳製品を抜こうと決めたのでした。

 

みんな一緒の朝食を目指して・・・

食パンは毎日食べるもの、余計な添加物を使わず、卵、牛乳が苦手な方にもおいしく召し上がって頂きたい。
その思いで毎日焼いてます。

そのため、日持ちが悪く、生地を安定させるための乳製品を入れていないので、 きめが粗く、ときどき穴が開いてしまいます。

でもいいんです。

「口溶けが良くやわらかい」そして「安全」な食パンなら・・・

家族が朝そろって食パンを食べて、「この食パンおいしいね」って言って頂けたら・・・

 

株式会社トントンハウス 代表 井藤 修

 

スタッフのみなさん、いつもありがとうございます~♪

スタッフのみなさん、いつもありがとうございます~♪