職人のいない店

以前、「2種類の考え方」という記事で、パン屋に限らず、「商売」って2種類の考え方があるということを書きました。

  1. お店主導の店・自分(店主)が好きなもの、美味しいもの、かっこいいなって思うものを、お客さまにご紹介して、共感してもらって買っていただくスタイル。セレクトショップ的なお店。一時期、しゃべったらいけないラーメン屋さんや、パスタ屋さんがテレビでとりただされてました。今でもあるのでしょうか?緊張しておいしさがわからないのでは・・・
  2. お客さま主導の店・お客様のご要望(声)に耳を傾けて、それに沿うように仕入れたり、作ったりして買っていただくスタイル。昔の八百屋さんや果物屋さんなんかは結構ワガママを聞いてくれました。「今度仕入れとくよ!」なんて。

 

今はもう、こういうお店、あまり見かけなくなりましたね。

今はもう、こういうお店、あまり見かけなくなりましたね。

 

職人さんが商いをしているお店は「お店主導の店」になりがちです。「こだわりのお父さん」って感じがします。

例えば・・・

  • うまいカレーを作るといって、香辛料をいっぱい買ってきて絶品カレーを作るとか。
  • 日曜大工用の工具セットを買いあさったり(笑)
  • ゴルフにハマって、ゴルフ場に行く時間やお金はないけど、ゴルフクラブを次から次に買って、かっこよく打ってる自分を妄想したり・・・

そんなお父さんがやってるようなお店。

オープンした当初はコンセプトも何もなく、都会のパン屋で培ってきた「パン」という引き出しを少しづつ開けてはこんな美味しいパンあるよ~的な感じだったんですが・・・

全く売れず・・・

そして、引き出しの中は空っぽになりました。

そのとき気づきました。

 

自分が食べたいパンを作ったらダメなんだと言うことを!

 

今のウチのお店は完全なる「お客さま主導の店」お父さんはいないんです。

お客さまが来られたとき、「今日は何食べたいの?」的な感じです。

そう、それはまさに「お母さん」!

職人のいない店です。

なんてったって、お店の要は「みっちゃん」ですから~

 

失敗した食パンを食べるみっちゃん・・・

失敗した食パンを食べるみっちゃん・・・