トントンのパンの小麦粉の産地は?

小麦粉って、いろんな食品や化粧品、工業用の接着剤や糊にまで、多岐にわたって使われています。

食品だけをとっても、パン、ケーキ、和菓子、パスタ、うどん、クッキー、ビスケット、天ぷらの衣など、七変化です。

 

小麦粉って、本当に不思議。

成分は、炭水化物やタンパク質のほか、脂質やいろいろなビタミン、ミネラルです。

大まかに、強力粉、中力粉、薄力粉の3種類に分類されますが、「力」というのは「タンパク質(主にグルテン)」の力を指します。

つまり、グルテンが多い小麦粉は強力粉、少ない小麦粉は薄力粉と呼ばれています。

 

この膜がタンパク質(グルテン)

 

パンの場合は、捏ねるとグルテンが形成され、骨組みができ、その間に炭水化物(デンプン)が入り込みます。

逆に、ケーキのスポンジやクッキー、天ぷらの衣はグルテンが多いと硬くなってしまうので、薄力粉を使うことが多いです。

味の決め手は、この「デンプン」

デンプンの大きさが小さいと、甘く感じるので、品種によって味が変わるのはそのためです。

※お米も同じ。コシヒカリと自主流通米の味が違うのは、まさにこのデンプンの違いでもあります。

 

おいしいパンを作るには、製法や捏ね方も関わってきますが、一番大切なことは、「安全でおいしい小麦粉を選ぶこと。」

美味しさ以前に、まず安全ですよね。

 

当店で使ってる小麦粉

お客さまよりお問い合わせをいただきました。

「ご使用の小麦の生産地を教えて頂くことは可能でしょうか?昨今のいろいろで食材の安全性が気になっております。」

当店で使ってる小麦粉はこちらです!

 

カナダ産NO.1グレードの強力粉 千葉製粉プレーリー

 

輸入小麦については、ポストハーベスト農薬(収穫後に使用する農薬)が心配だという人がいます。

小麦の場合、収穫後の貯蔵、輸送時に昆虫等が発生した場合に、農薬散布や燻蒸処理(気体の薬剤を浸透させて昆虫等を駆除する処理)が行われることがあります。

しかし、カナダの冬はマイナス30度以下になることから、寒気によるエアレーションが行われていて、貯蔵時に農薬散布や燻蒸処理が行われることはほとんどありません。

 

また、船での輸送時に赤道を通過することが無いことから、輸送中に昆虫等が発生することもほとんどありません。

CGC(カナダ穀物委員会)では、絶え間なく化学残留物、かび毒、微量元素をモニターしており、厳しい基準を達成していることを情報提供しています。

農林水産省のほうでも残留農薬に関して厳しいチェックを3度行われています。

あまり知られていませんが、一般的な国産小麦のほうが残留農薬が多いと言われています。(もちろん低農薬の国産小麦もあります。)

 

国産小麦のパンは作らないのか?

国産小麦は品質で輸入小麦に及びませんでした。

北海道産のハルユタカという品種がパン用として売られていますが、グルテン量が少なく、何とかパンにできるというレベル。

強力粉の生産は日本の風土では難しく、品質が安定しないため、パン用の小麦にはグルテン(外国産小麦から抽出)を添加することもあります。

 

国産小麦はパンには向かないと思い、敬遠していました。

そんな時、あるお客様よりフェイスブックでメッセージをいただきました。

店チョさま。いつも、美味しいパンを有難うございます。

自閉症の食事療法の為、乳除去をしている我が家の兄弟にとって、tontonさんのパンは奇跡のパンです(*≧艸≦)

本当なら、毎日のように食べさせてやりたいのですが、グルテンが少々怖いのと、海外産の小麦粉と言うのが我が家にとっては悲しいリスクとなっています。

ご存知でしたら申し訳ないんですけど、自閉症の人には国産小麦、国産大豆でないと…というのがありまして…お値段が高くても国産小麦のパンを食べさせてやりたい親心があります。

メニューの中に国産小麦のパンを作られることは難しいでしょうか?^^;

厚かましいメールを送ってしまいましたが、一度ご検討お願い出来ないでしょうか…(;≧д≦)

宜しくお願い致しますm(_ _)m

外麦についての情報ありがとうございます。

以前厳選した国産小麦でパンを作ったことがあるのですが、うまく作れず断念した経験があります。

ですが、製粉メーカーに問い合わせたところ、今は力の強い、いい国産小麦があるということを伺いました。

  • おそらくパンの価格は今の1.5倍くらいになると思います。
  • 作ってみなければわかりませんが、今のクオリティを保つことが難しいでしょう。
  • 販売するとすれば、まずは食パンだけの販売になると思います。

国産小麦だからと安全性を鵜呑みに出来ないので、まずは小麦粉の選定からの準備となります。

検討のお時間をいただけますでしょうか?

また、お客様のご要望が多くないと商品化出来ませんので、こちらをテーマにブログ、フェイスブックでの問いかけの許可をお願いします。

いくつかのクリアしなければいけない条件がありますが、納得していただけるのであれば、近日中に試してみたいと思います。

また、合わせて当店で使用の小麦粉の残留農薬について、詳しく調べて、ご報告させていただきますね。

 

とお返事をさせていただき、一週間後・・・

有機栽培の地粉を見つけましたが、価格が今使っている小麦粉の約10倍。

試したい気持ちを抑えつつ、一般的に出回っている国産小麦の中でも評判がいい小麦粉を探して、とりあえず試作をすることにしました。

 

昭和産業の「オホーツク」

 

新しい挽き方をした北海道産100%の小麦粉で、「春よ恋」という品種の小麦粉を中心としたブレンド粉だそうです。

お米も品種によって味が変わるように、小麦粉の品種によってパンの味も変わります。

 

捏ね上がり。外国産の小麦粉と同じくらい吸水が入りました。

これだけ水が入れば、しっとりと焼き上がるはず!

 

膨らんでもしっかりとした生地。

カマに入れるとグンと膨らみそうな予感・・・

 

焼けた!!スゴイ!一発でいい感じに焼けました!(^o^)!

小麦の香りもいい感じ。

 

 という訳で、国産小麦100%のパンも製造販売することになりました。

外国産の小麦に抵抗がある方、ポストハーベストが気になる方、北海道を元気にしたい!と思われている方は、ぜひ一度国産小麦パンシリーズをお試しください。

 

完全無添加国産小麦パンシリーズはこちら