コオロギ食はありなのか?

こんばんは!

tontonの店チョです(*^^*)

 

今話題のコオロギパン。

食べたことがある方はいらっしゃいますでしょうか?

 

コオロギ食はありなのか? | アレルギー対応パンのtonton

Pasco未来食Labo Korogi cafe(コオロギカフェ) | Pascoのオンラインショップ

 

製パン大手の敷島製パンがコオロギパウダーを配合したパンを販売して、物議を醸しています。

パン屋としては…スルーできない話題。

 

現在販売しているのが、クロワッサン、バウムクーヘン、フィナンシェの3種類。

未来の食糧不安に備え、持続的な食糧の安定供給を目指していて、SDGsの取り組みも進めているそうです。

 

そうですか…SDGs…

開発された方は、本当にコオロギを食べたいと思って作られたのでしょうか?

はなはだ疑問です…

 

学校給食にもコオロギ食が登場

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徳島県立小松島西高等学校にコオロギを使った給食が登場 | PR TIMES

 

食物科の学生が友達の誕生日に通販で購入した食用コオロギをプレゼントしたことがきっかけで、学校の先生も加わり調理実習で肉まんを作ったそうです。

こちらの学校では、食物科の生徒が献立を考え、自ら調理もする学校給食を実施していることから、昨年11月と今年2月の2回、試験的にコオロギパウダーを使った給食を提供。

これから世界的にタンパク質が不足していく中で、コオロギの可能性を考えたり、SDGsやエシカル(倫理的な)消費活動の教材になるのでは」と考えているそうです。

 

在校生約170名に対して、強制的に食べさせられるのではなく、食べるか否かを選ぶことのできるメニューになっていたそうですが…

同調圧力は働かなかったのでしょうか。

ちょっと心配…

 

「コオロギ食は必要」と言われる3つの理由

  • 2050年には世界の人口が100億人に達し、家畜の飼育が追いつかなくなる
  • タンパク質が安価で効率よく確保できる
  • 環境への負担が少ない

これらの3つの理由により、「未来の食料問題解決の切り札」として、テレビや新聞などのメディアも、SDGsの文脈で好意的に報じられています。

政府が後押ししているので、これからコオロギ食は広がっていくのかもしれません。

 

心配なのは、アレルギー反応が出るかもしれないということ。

コオロギはこれまで食べてこなかった「未知の食品」です。

短期的には問題がなくても、長期的に食べ続けると、アレルギーが出てしまう可能性は払拭できません。

 

本当にコオロギ食は必要?

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アレルギーパンを作り始めて、思うことがあります。

それは、古来からその土地で食べられている食べ物は、アレルギーが出にくいのではないかということ。

古来から受け継がれてきた食べ物が、その土地の人々の身体に合っているのではないのかということ。

 

のりやわかめなどの海藻、ごぼうなど、ほぼ日本人でしか食べない食べ物は、多くの外国人が消化できないそうです。

もしかすると、食べ始めた日本人も消化できなかったのかもしれませんが、長い年月をかけて消化できるようになったと考えられています。

 

古くから牛乳を飲んでいた欧米人と比べ、日本人は牛乳を飲む習慣が明治時代までありませんでした。

どの影響からか、3人に2人が乳糖不耐症(牛乳の成分・乳糖が分解できない)であると言われています。

日本人の多くは、牛乳を「食べ物」として受け付けていないのかもしれません。

 

残念ながら、コオロギを食べる習慣はありません。

栄養満点・タンパク質が豊富なスーパーフードと言われても…

感情は抜きにしたとしても、日本人は食べ物として受け入れることができるのでしょうか?

 

コオロギを食べる前に、食べるべきものがある

身体は食べ物でできています。

日本人はごはん(米)を主食に、汁物とおかずがそれぞれ一品ずつという一汁一菜が基本。

戦前までは8〜9割の食べ物がお米。

日本人の身体は「お米でできている」と言っても過言ではありません。

 

それなのに、戦争に負けたことがきっかけで、小麦や畜産用飼料をアメリカから買わされることになり、米の消費量が激減、減反政策で米の収穫量は政府によって調整されました。

さらにコロナ禍の影響で外食消費が大幅に落ち込み、深刻な米あまりを引き起こしているそうです。

 

食べ物が足りなくなるのなら、お米を作ってみんなでお米を食べる政策をすべきでは?と思うんです。

パン屋が言うのもちょっと変ですが…(^_^;)

 

お米は良質なタンパク源

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戦前まで、日本人のタンパク源はお米でした。

お米には約6%のタンパク質の含有量があります。

しかも、お米のタンパク質は肉や魚から取れるタンパク質に比べて組織が小さいので、消化吸収しやすく良質なタンパク源になるそうです。

 

農家の高齢化問題、働き手がいない、日本人の米離れなど…問題はたくさんあります。

でも、社会の問題を解決するのが政治の役割。

もっとお米を食べましょう!という運動を起こしたり、農家がもっと儲かる仕組みを作ったり、できることはたくさんあるはずです。

 

コオロギを食べたい人を否定しているわけではありません。

好んで食べる人は、食べる選択肢があっていいと思います。

tontonでコオロギパンを作ることは絶対ありませんが…

 

日本人が古来より大切にしてきたお米。

コオロギを食べるよりも、お米をたくさん作ってもらって、みんなでもりもりを食べるほうがいいと思うのですが…

みなさんはどう思われますか?

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