天然酵母・自然塩・てんさい糖…tontonがたどり着いた、3つの意外な真実
「体に良いものを選びたい」と思えば思うほど、「天然酵母」「自然塩」「てんさい糖」といった言葉が気になりますよね。
でも、情報がありすぎて「結局、何が本当に安全なの?」と迷子になってしまうことはありませんか?
卵・乳製品・ナッツ類を一切工場に入れない私たちtontonにとって、原材料の安全性は存在理由そのものです。
私たちは流行のイメージではなく、「事実」を徹底的に調べ、素材を選び抜きました。
その結果、たどり着いた答えは、世間の常識とは少し違っていたんです。
今回は、tontonがたどり着いた、意外と知られていない「3つの真実」をご紹介します。
これを知れば、あなたの食品選びがもっと楽に、もっと自由になるかもしれません。
🥖 真実①:「天然酵母」と「イースト」は、実は同じもの

「天然酵母は体に優しくて、イーストは人工的で体に悪い」
そんなイメージをお持ちではありませんか?
でも科学的に見ると、この2つは本質的に同じものなんです。
そもそも「イースト」とは?
英語で「酵母(Yeast)」のこと。キノコやカビと同じ菌の仲間です。
作り方は?
現在の科学では、酵母を化学合成することはできません。つまり、パン作りに使われる酵母はすべて「自然界に存在する微生物」なんです。
市販の「ホシノ天然酵母」なども、一般的なイーストと同じように、パン作りに適した菌を選んで工場で培養しています。
「天然 vs 人工」という対立は、実は言葉のイメージが生んだ誤解だったんですね。
だからtontonでは、言葉の響きに惑わされず、科学的事実に基づいた安全な酵母を選んでいます。
🧂 真実②:「自然塩」に明確な定義はない?

「食塩は化学的で作られたもので、自然塩の方がミネラル豊富」という話もよく聞きますが、これも少し違います。
天然塩は自然のもので、食塩は化学合成品なのでは?
実は「天然塩」「自然塩」の表示は公正取引委員会により不当な表示とされ、その名称を製品に表示する事が出来なくなりました。
化学反応で塩が作られているわけではないので、食塩も立派な天然「天然成分の塩」だからです。
天然塩、自然塩に明確な定義がないのです。
天然塩のミネラル成分は健康にいいのでは?
「ミネラルたっぷり」という謳い文句が横行していましたが、景品表示法及び健康増進法により今は禁止されています。
ミネラル成分が健康に良いと立証できないからです。
そもそも、塩の主成分である塩化ナトリウム自体、ミネラルです。
むしろ、かつて「自然塩」として売られていたものの中には、海外の岩塩を日本の海水で溶かしただけのものもありました。
「それなら、純粋な日本の海水から作られた『食塩(公益財団法人塩事業センター)』で十分安心なのでは?」
tontonはそう考え、事実に基づいた合理的な選択をしています。
❄️ 真実③:白い砂糖は漂白じゃない!その白さは「雪」と同じ

「白い砂糖は漂白されているから危険」という説、根強いですよね。
でも、tontonが使っている北海道産の「白いてんさい糖」を知れば、その誤解は解けるはずです。
なぜ白いの?
漂白しているからではなく、不純物を徹底的に取り除き、純粋な結晶(ショ糖)だけにした結果、光が乱反射して白く見えているだけなんです。
これは、透明な氷の結晶が集まって「真っ白な雪」に見えるのと同じ原理。
つまり、白さは「純粋さの証」なんですね。
なぜキビ砂糖ではなくてんさい糖なの?
それは、精製過程で動物の骨(牛骨炭)を使わなくてもいいから。
これにより、ヴィーガンの方も安心して食べられます。
白砂糖については、「頭が悪くなる」「切れやすくなる」「白い食べ物は体に悪い」など、噂話が絶えません。
ただの噂話の否定ではなく、その先にある「誰にとっても安心」を見据えて選んでいます。
知識の先にある、本当に大切なこと

酵母、塩、砂糖。
こうして見ると、私たちが信じていた「常識」がいかに曖昧だったかに気づかされます。
でも、tontonがここまで原材料にこだわる理由は、知識をひけらかしたいからではありません。
その原動力は、「アレルギーのある子どもたちが、食卓で寂しい思いをしなくて済む世界を作りたい」という強い願いです。
給食の時間や家族の食事で、「みんなはパンなのに、自分だけ違うもの…」という経験をしてほしくない。
アレルギーがあってもなくても、同じテーブルで、同じパンを囲んで、「これ、おいしいね!」って笑い合いたい。
その笑顔を守るために、私たちは今日も、イメージではなく「事実」に基づいた安全な材料でパンを焼き続けます。
価格や流行、そして「なんとなく良さそうな言葉」に流されず、その食品がどんな「想い」で作られているか。
そんな視点で食品を選んでみると、毎日の食卓がもっと温かいものになるかもしれませんね。

