たくさんの笑顔をありがとう。「こむぎのココロン」さんへ、心からの感謝を込めて。

これまで、tontonのパン生地を使って焼き立てのアレルギー対応パンを提供されていた「こむぎのココロン」さん。
急遽、本日閉店しました。
人手不足が原因で、思うようにパンが作れなくなり、アレルギー対応パンというニッチな商品ということもあり、やむなく閉店となったようです。
とても残念でなりません…
とても独創的で、「ホントに卵も乳製品も使ってないの?」と驚くようなパンをたくさん作られていました。
伺ったときも、お客様はとても喜ばれていて、アレルギーでお困りの方々が遠くから来られていました。
もちろん、アレルギーに関係なく、地元のお客様も。
それでも、「卵と乳製品を使わずにパンを作るということ」は、お客様を選びます。
アレルギーに対応していることを伝えたくても、全面に出しすぎると「私の食べるパンじゃない」とお店に入って来られなくなるし…
どうやったら「必要とされている方にお伝えできるのか?」がいつも頭を悩ませます。
パン屋という商売は、重労働の上に、売れ残ったパンは廃棄しなければならない、かなり難易度の高い商売だと感じます。
さらに「卵・乳・ナッツ不使用パン」という、一部のお客様だけが喜ばれる商品構成は、認知していただくのも難しい。
最低賃金のアップや原材料の価格高騰も相まって、『想い』だけでは、商売を続けることができなくなったのかもしれません…
「こむぎのココロン」さんをご利用いただいていたお客様、従業員のみなさま、そして関係者のみなさま。
みなさまのおかげで、素晴らしい日々を過ごすことができました。
心より感謝申し上げます。