「小さなパン屋から、大きなお願い」 ─ 子どもたちの笑顔のために

前回のメルマガでお願いしました「今後のパン作りのためのアンケート」に、たくさんのお客様からご回答をいただきました。
ご協力くださった皆さま、本当にありがとうございます!
この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。
なんと、375件もの回答を頂戴しました!
経営に悩む「パン屋の愚痴」とも取られかねない内容だったにもかかわらず、温かいお言葉をたくさん寄せていただき、感激しております。
中には解決のヒントまで真剣に考えてくださったお客様もいて、胸が熱くなりました。
本日は、そのアンケート結果をみなさまと共有したいと思います。
学校給食のアレルギー対応パンについてのアンケート結果
トントンのパンをどのようにご利用いただいていますか?
- 主に朝食:223
- 主に昼食:49
- 主におやつ:142
- 主に学校給食:228
- その他:48
予想通り、学校給食でのご利用が一番多く、続いて朝食が多い結果でした。 「その他」には、お出かけの際に持参されている方もいらっしゃいました。 トントンのパンの価値は「時間の節約」なのかもしれませんね。
地域の学校給食では卵・乳不使用パンが提供されていますか?
- はい:54
- いいえ:296
- わからない:24
想像以上に「提供されていない」地域が多いことがわかりました。 中には「以前はあったけれど、コスト面やパン屋さんの廃業、コンタミネーションのリスクなどで提供できなくなった」というお声もありました。
学校給食でパンが出る頻度はどのくらいですか?
- 週に三度程度:10
- 週に二度程度:38
- 週に一度程度:223
- 二週間に一度程度:57
- 月に一度程度:19
- 二ヶ月に一度程度:3
- わからない:24
最も多かったのは「週に一度程度」。 一方で「週の半分はパンです」という地域や、「ほとんどご飯ばかり」という地域もあり、地域差が大きいことがわかりました。 30〜40年前は、ほとんどがパン食だったのが、懐かしくもあり苦い思い出だったりします。だって美味しくないんだもん…
ご要望・ご相談・メッセージ
本当に多くのお客様から、温かい応援メッセージをいただきました。
中には思わず涙ぐんでしまうような内容も…。
ここでは一部を抜粋してご紹介します。
「息子の初めてのメロンパン、クロワッサンがトントンさんのパンでした!冷凍庫の都合で頻度は少ないですが、また注文します。応援しています!」
「一緒に選ぶ時間も楽しく、どのパンを選んでも安心して食べられるのが嬉しいです。」
「近場では食パンしか手に入らず、コッペパンはトントンさん頼み。もっとたくさんの人に知ってもらいたいです!」
みなさまの声から見えた課題
- 送料が高い
- 冷凍庫が小さく、たくさん保存できない
- 物価高で頻繁には買えない
やはり通販ならではの課題が大きいことを再認識しました。
「イオンで米粉パンを買う」というお声もあり、利便性は大きな要素だと実感しています。
たしかに、通販は届くまで時間がかかるし費用もかかるし…この問題は通販では解決できそうにありませ
パン販売を広げるためのアイデア
お客様からいただいたご提案の一部です。
- ホテル・レストラン向け(ヴィーガン・インバウンド需要)
- 定期購入サービス
- 常温保存できるパン(缶詰・真空パック)
- メディアで「冷凍パンのおいしさ」として紹介してほしい
- コープやスーパーでの販売
本当に貴重なご意見ばかりで、背中を押していただいた気持ちです。
定期通販サービスや常温での長期保存パン、メディアの露出など、今後の検討課題として…
みなさまに心からのお願いがあります
私たちトントンは、小さなパン屋です。
できることは限られていて、営業に出かける余裕もなく、ただただ「子どもたちに安心して食べられるパンを届けたい」という気持ちだけで、毎日パンを焼いています。
営業マンも社長ひとり、遠方へ営業に出向くことも難しく「もっとたくさんの子どもたちに届けたい!」という想いだけが募る日々です。
けれど、みなさまのお声があれば状況は変えられるかもしれません。
どうか、コープの「組合員の声」や、スーパーの「ご意見箱」に、トントンのパンを置いてほしい!とリクエストしていただけませんでしょうか?
パンと一緒にお届けしている「パンのおたより」も添えて投稿していただけると、採用される可能性が高まるかもしれません。
未来の子どもたちの笑顔のために
メーカーが直接交渉すると価格の話に偏りがちで、「アレルギーで困っている子どもがいる」という想いが届きにくいのが現状です。
お客様の声は、私たちの声よりもずっと力を持っています。
「子どもに安心して食べさせたいパンがある」「アレルギーで困っている子どもがいる」
そうした実際のお声が、企業を動かす大きなきっかけになると思います。
正直に申し上げます。
私たちの力だけでは限界があります。
でも、みなさまと一緒になら必ず道は拓けると信じています。
どうか、未来の子どもたちの笑顔のために、少しだけお力を貸してください。
心から、よろしくお願いいたします。