【tontonより大切なお知らせ】今後のパン作りのために、皆様の声をお聞かせください。

お盆が過ぎ、夏の賑わいも少しずつ落ち着いてきました。
子どもたちの元気な声が聞こえる二学期の始まりも、もうすぐですね。
今回は少し重たい話になりますが…
私たちの現状とこれからについて、少し真剣なお話をさせていただければと思います。
tontonのパンは、多くのお客様に学校給食用としてご利用いただいています。
アレルギーのある子どもたちの学校生活に寄り添えることを、私たちは何よりの喜びと感じています。
しかし、2025年に入り、ご注文の状況に少しずつ変化が見られるようになりました。
数年前と比べると、ご注文の数が半分ほどになっているのが実情です。
もちろん、だからといってお店のスタッフや家賃が半分になるわけではなく、正直なところ、今後の経営について深く考える時間が増えました。
アレルギー対応パン一筋で進むべきか、あるいは新しい可能性を探るべきか…
悩む日々が続いています。
tontonの役割は、少しずつ終わりを迎えようとしているのだろうか?
この変化の大きな理由の一つに、心当たりがあります。
それは、学校給食で「卵・乳製品不使用のパン」を提供されている自治体が増えてきたことです。
これは、アレルギーを持つ子どもたちにとって、社会全体が優しくなった証であり、本当に喜ばしいことだと感じています。
「アレルギーを持つ方の悩みを解決したい」という想いでパンを焼き続けてきた私たちにとって、それは一つの目標が達成された瞬間なのかもしれません。
tontonの役割は、少しずつ終わりを迎えようとしているのだろうか?
そんな風に感じることもあります。
一方で、お客様からは「私たちの地域では、まだ卵・乳不使用のパンは出ていないんです!」という切実な声も届きます。
工場見学などでお客様と直接お話しさせていただくと、「このアレルギー対応パンの灯を消してはいけない」と、改めて強く決意させられます。
ただ、「卵・乳不使用のパンです」とお伝えすればするほど、アレルギーとはご縁のない方には、なかなか手に取っていただけないという現実も、長年感じてきたジレンマです。
赤字が続けば、残念ながら事業を続けていくことは難しくなります。
スタッフの生活を守り、これからも美味しいパンをお届けしていくために、私たちは今、大きな岐路に立たされています。
そこで、皆様にお願いがあります
今後のtontonの方針を決める、大切な道しるべとして、学校給食に関するアンケートにご協力いただけないでしょうか。
テレビや雑誌で話題になるようなパンを作る才能はありませんが、これまで19年間、私たちは「お客様の声」だけを頼りにパンを作ってきました。
これまで大きな博打を打つこともなく、堅実に経営してきたつもりです。
ある意味、「アレルギー対応パンだけを作る」と決めたこと自体が、経営的には大きな博打だったのかもしれません…(^_^;)
それでも、「細くてもいいから長く続けたい」という信念で、ここまでやってくることができました。
これからのtontonがどちらへ進むべきか。
その答えは、やはりお客様の声の中にあると信じています。
お忙しいところ大変恐縮ですが、皆様の現状をお聞かせいただき、私たちの未来を一緒に考えていただけましたら幸いです。
学校給食に関するアンケート
アンケートは、以下の3項目のみです。
- tontonのパンをどのように活用されていますか?
- お住まいの地域では、学校給食に卵・乳製品不使用のパンが提供されていますか?
- 学校給食でパンが出る頻度はどのくらいですか?
少し重たいお話になってしまって、ごめんなさい。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
皆様からの貴重な声をお待ちしております。