【残留農薬のお話】1歳のお子様のアレルギー相談と、tonton小麦の検査結果について
先日、1歳になるお子様のお母様から、胸がギュッとなるような切実なご相談をいただきました。
息子は農薬のネオニコチノイドアレルギーで、微量でも湿疹が出てしまいます。最近パンに興味を持ち始めたのですが、気になって一度も食べさせたことがありません。tontonの小麦粉は大丈夫でしょうか…?
2歳を目前に、食べたそうにしている我が子にパンをあげられないもどかしさ。
お母様の「子どもの食の幅を広げてあげたい」という想い。
日本国内では栽培工程でのネオニコチノイド系殺虫剤の使用が法的に認められています。
使用されている可能性は極めて高いのですが、なんとか応えたいとお時間をいただき、お世話になっている製粉会社へ確認をお願いしました。
ちなみに、ネオニコチノイド系殺虫剤のリスクについては、過去のお知らせで書いています。
国産小麦の仕組みと、検査の結果
日本の国産小麦はお米と同じで、農家さんが作ったものを農協やホクレン(農協の連合組織)などの大きな会社に一度集め、そこから製粉会社へ渡って私たちパン屋に届きます。
そのため、無農薬栽培の農家さんから直接買い付けるか、自家栽培しない限りは、「特定の農家さんがどの農薬をどれだけ使ったか」を個別に遡ることはとても難しいのが現状です。
製粉会社を通じて原料調達先であるホクレンの最新の「農薬検査結果(多成分スクリーニング検査)」を取り寄せました。

結果は、すべての農薬成分において「基準値未満」でした。
もちろん、国の基準値(厚生労働省が認可している限度量)の範囲内であっても、ごく微量でアレルギー反応が出るとすれば、対応が難しいのが現状です。
「100%絶対大丈夫」と言い切れない「もどかしさ」はあります。
でも、この結果をお伝えしたところ、お母様から
「詳しく教えていただきとても安心しました。かかりつけ医と相談の上、少しずつ試してみるのも一つかなと思っています!」
と、前向きなメッセージをいただきました。
tontonが使用している小麦について

tontonのパンで使用している小麦粉は、今回の検査対象となっている北海道産の3銘柄のみです。
- きたほなみ
- ゆめちから
- 春よ恋
詳しい検査結果は割愛しましたが、必要な方は開示しますのでお知らせください。
同じような不安をお持ちだった方は、ぜひこの小麦の銘柄をお控えの上、かかりつけのお医者様に相談してみてください。
卵・乳・ナッツだけでなく、原材料にまつわる不安を少しでも減らし、安心してパンを選んでいただきたい。
それがtontonの願いです。
お子様の食の世界が、安全に、少しずつ広がっていくことを心から応援しています!

