やさしい黄色のあみあみ模様、ザラメの化粧をまとった『メロンパン』。
『メロンパン』と聞いたら大体の人が、いつものあの姿と食感を思い出せるのではないでしょうか。
日本国民から愛され、広く浸透している菓子パンの代表格の一つですね。
今回はこの「メロンパン」の歴史や秘密に迫ってみます。
パンとは、パン生地をクッキー生地をかぶせて焼き上げた菓子パンの一つです。
たいていの場合はクッキー生地の上にザラメ糖がまぶされており、サクサク・カリカリとした食感になります。
クッキー生地には網目や線がつけられているものが多く、見た目は似たものが多いです。
tontonでも、菓子パンランキングでいつも上位に入ってくる根強い人気者。
パン屋のみならず、スーパーやコンビニでも手に入りやすいので、老若男女問わず幅広い層の人から指示を集める存在となっています。
メロンパンの原型が日本で誕生したのは、大正の終わりから昭和の初め頃といわれています。
ですが、確実な証拠や記録が残っているわけではないため、詳しいことはわかっていません。
1930年代、神戸に本店のあるベーカリー「金生堂」呉支店が「サンライズ」という名称でクッキー生地を被せた丸い形のパンを発売したのが初めてでは、といわれています。
1931年(昭和6年)、東京の三代川菊次という人物によって、ビスケット生地で包んだ菓子パンの製造法を実用新案に登録された記録も残っているそうです。
しかし、1927年にはすでに今と同じメロンパンを作っていたという話もあったりして、謎は深まるばかり。
メキシコのパン「コンチャ」
また、海外由来の起源説もいくつも残されていて、
など、クッキー生地をかぶせた甘いパンがどうやって日本で誕生したかは、諸説がありすぎているのです。
たくさんあるのは起源説だけではありません。
日本国内だけでも、メロンパンにはいくつもの形状や名称があるのです。
形ならまだしも、名前までたくさんあるって・・・一体どういうこと?
と、冒頭に書いたのですが、どうやら、西日本の方と東日本の方では、『メロンパン』と聞いて思い浮かぶ形が違うようなのです。
「『メロンパン』? ああ、『サンライズ』のことか」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
まんまる。
1930年代、メロンパンを初めて発売したとされている広島県呉市の金生堂は、「サンライズ」という名称でそのパンを売り出しました。
当時の呉市といえば軍艦の製造が盛んな街でした。
軍艦に掲揚する「旭日旗」を参考にして、パンの表面に放射状の模様をつけたそうです。
「旭日旗 = 日の出」、そのまま英訳して「サンライズ」という名称になったといわれています。
丸いメロンパンのことを「サンライズ」と呼ぶのは、発祥の広島県のほか、兵庫や京都など近畿地方、瀬戸内海を渡った四国地方に多いといわれています。
呉市・金生堂の本店が神戸にあったというので、支店から本店へ逆輸入のようなかたちで近畿地方に広がっていったのでしょうか。
じゃあ、メロンパンのことを「サンライズ」と呼ぶ地域には、「メロンパン」というパンは存在しないの?
いえいえ、その地域でも、「メロンパン」というパンは存在します。
それが、ラグビーボールのような形をした紡錘形パンなのです。
こちらはtontonのクリームメロンパン。紡錘形とは両端が尖った形のこと。
このラグビーボールのような形の中にはたっぷりの白餡が入っていて、非常に食べ応えのあるパン。
白餡入りの「紡錘形メロンパン」は、戦後の神戸で誕生したといわれています。
今でも袋入り菓子パンとして近畿地方で販売されているそうです。
「サンライズ」を生み出した呉市にある、その名も『メロンパン』(1936年創業)という名前のお店では、「紡錘形メロンパン」の中身は白餡ではなく、しっとりしたカスタードクリームなのだそう。
そして呉では、丸いメロンパンのことは「コッペパン」と呼ぶそうで・・・
じゃあtontonでコッペパンと呼んでいるパンのことはなんて言うのかっていったら「給食のパン」と呼ぶそうで・・・
もうわけがわからないよ・・・!
そういえば、メロンパンって・・・
なんで「メロンパン」っていうんでしょう?
『メロンパンの真実』(東嶋和子、講談社)という本に、パン業界専門新聞紙「パンニュース」(1988年5月5日付)のコラムが掲載されています。
メロンパンの名前については、形からのイメージ説、メロンエッセンス説、それに言葉の変化説として、卵白を使ったことから、メレンゲがいい馴らわされたのでは、という推測もある。
メロンといえば、高級品の代表格のような果物。
「果物の王様ともいえるマスクメロンにあやかって、格子模様をつけたパンのことを『メロンパン』と名付けた」という説が一般的に広がっています。
これは、マスクメロンのことをさしています。
マスクメロンの実。見事なあみあみです。
1925年に日本に輸入されたマスクメロンは、1932年に温室栽培が開始された、日本においては比較的新しい品種。
庶民にはとうてい手の届かない、超高級品でした。
名前の由来も、「焼き上がったパンがメロンに似ていたから」だけではなく、「庶民のためにマスクメロンを模したパンを作った」という逆の説もあるくらいなのです。
一方、「サンライズ」発祥の地・呉では、紡錘形パンを「メロンパン」と名付けます。
それは、形がマクワウリに似ていたからといわれています。
当時、メロンといえばこのマクワウリでした。
マクワウリの実。筋まで似てる!
紡錘形メロンパンはチキンライスを成型するライス型をかぶせて焼き上げるのですが、このライス型をメロン型とも言うそうで、メロン型を使って焼き上げるパンだから「メロンパン」になったと言う説もあります。
また、当時はクッキー生地にメレンゲを入れていたことから「メレンゲパン」と呼ばれていたものが転じて「メロンパン」になった説もありますが、こちらの説は信ぴょう性は低いようです。
ホント、謎が多すぎるぞ、メロンパン!
あんパンにはあんこが入っているし、ジャムパンにはジャムが、クリームパンにはクリームが入っている。
でも、メロンパンにはメロンは入っていないのです。
だって、『メロンに見た目が似ている』ということからつけられた名前なんですから。
でも、現在では、本当にメロンが入っているメロンパンが増えてきています。
パン生地にメロン果汁を加えたもの、メロン風味のクリームを中に詰めたもの、クッキー生地を緑色に近くして見た目まで近づけたものまで、多種多様なメロン入りメロンパンが誕生しています。
メロン色のメロン果汁入りメロンパン。食べるとふんわりメロンの香り
「メロンパンという名前なのにメロンが入ってないじゃないか!」という声が先だったのか、「ほんとうにメロンを入れたメロンパンを作ったら面白いんじゃ?」というアイデアが先だったのか・・・
どちらが先かはわかりませんが、「メロンパン」「サンライズ」「白餡入りメロンパン」ときて「メロン入りメロンパン」まで登場するんだから、もう、メロンパンにセオリーなんてないのかもしれません。
そうなると、冒頭に書いた
という一文はますます当てはまらなくなってきますね。
・・・さいしょから書き直した方がいいかな?笑
メロンパンは一つ一つ手作業で作っています
全国各地でいろんな形と名前で愛され続ける「メロンパン」
tontonのメロンパンは、もちろん《卵不使用・乳成分不使用》です。
初めて卵乳不使用メロンパンを作ったのは2009年のことでした。
アレっ子さんからしたら、メロンパンは憧れの存在。
「メロンパンを食べてみたい!」というお客様のご要望にお応えするかたちで作りました。
その後、納得のいくものができるまで研究と改良を重ね、現在のメロンパンの原型ができたのが2010年のこと。
時の経つのは早いもので、もう15年も卵乳不使用のメロンパンを作っているんだなあ〜。
なつかしい〜〜! むかし試作したメープルメロンパン
一般的に、メロンパンの色と風味は、ほぼ卵でできているといっても過言ではありません。
メロンパンのおいしそうな黄色は、卵黄の色。
サクッとかじったときの鼻に抜ける香りは、卵あってのもの。
当時、卵と乳製品を抜いたメロンパンを何度も試作をしましたが、やはり卵が入らないと・・・
ただ甘いだけの砂糖のかたまりのようなクッキー生地になってしまいました。
色も白っぽくてあまりおいしそうに焼き上がらない・・・。
さつまいも入りメロン皮のメロンパン
「だったら、黄色いものを入れてクッキー生地を作ったらいいんじゃない?」
そうひらめき、メロン皮にさつまいもを入れてみました。
色は・・・黄色くておいしそうになった!
味も・・・いい!!これは美味しい!!!
でも、食感が・・・粘りが足りないためか、ボソボソした硬いメロンパンになってしまいました。
皮もパン生地からすべり落ちてるし・・・。
しっとりサクッと焼き上がって、おいしそうな色味も出て、やさしい風味も味わえるメロンパンは、卵乳不使用では作ることはできないのか・・・?
この頃は、寝ても覚めても卵乳不使用のメロンパンのことを考えていました。
そんなある日、店チョの夢に現われたのです、メロンパンの神様が!
はっと目が覚めたとき、「そうだ、メロン皮に白あんを入れたらどうだろう」というアイデアが頭に浮かんでいたのです。
薄力粉、砂糖、ベーキングパウダー、バター代わりのショートニング、卵代わりのさつまいも。
そこへ、神様が教えてくれた白あんを投入。
すると、皮が割れることもすべり落ちることもなく、しっとりサクッと焼き上がりました。
tontonのメロンパンがメロンパンらしく!笑
さつまいもが食欲をそそる色味と鼻に抜ける風味を出してくれているところへ、白あんが上品な粘りでやわらかさとサクサク感を助けてくれています。
これなら、自信を持ってお客様にお出しできる!
こうして、これ以上ない卵乳不使用メロンパンが完成したのです。
あれから15年。
今では種類も増え、いろんなフレーバーのメロンパンが仲間入りしています。
王道のメロンパン。
初めて作ったときは「本当に卵も乳製品も入ってないの?」と、何度も確認されたほど。お客様からは「普通のメロンパンと同じくらい、いや、あっさりしててそれよりも美味しい!」とのお声をいただいています。
tonton自慢の一品です。
ココアのクッキー生地を纏わせた、贅沢なメロンパン。中にはカットした板チョコが入っています。しっとりふんわりしたtonton生地に、香ばしいメロン皮がとてもマッチしています。
チョコ好きのお子さんからはもちろん、大人の方のご褒美パンとしても人気です。
メープル風味のシロップが入っている香り高いメロンパンです。ぽっかりとした空洞は、メープルシロップが溶けた跡。かじった瞬間、口の中にやさしい甘さが広がります。
ザラメ糖ではなくメープルシュガーで化粧してあるので、外から中まで余すことなくメープルを楽しめます。
卵乳不使用のカスタードを包んで、紡錘形に焼き上げたメロンパン。関西の方にはお馴染みでしょうか。
このカスタードもtontonオリジナル。卵も乳製品も使わないで、美味しいクリームが作れました。メロンパンとこのクリームが・・・合うんです!
こだわりが詰まった一品です。
通常サイズのメロンパンが大きくて食べきれないちびっこのために生まれたミニサイズ。
大人の方の小腹が空いた時にもぴったりのサイズです。が、ついつい次に手が伸びて、あっという間になくなっちゃうことも・・・。
tontonの菓子パンの中で一番の人気商品です。
こちらもミニサイズシリーズ。
満を持して登場した、ミニサイズメロンパンの第二弾です。パン生地には乳不使用のチョコチップがたっぷり入っています。
4個入りなので、ご家族みなさんで分けっこして召し上がれます。
なんと、こんな変わり種も!?
食パンにメロン皮ペーストを塗る「メロンパン風トースト」ではなく、こちらはメロンパンがそのまま食パンになりました。アイスやあんこをのせたら、それだけで立派なデザートプレートに。
軽くトーストするのがオススメです。
メロンパンが大好きなお客様からのご要望から生まれた、通常の倍のサイズの特大メロンパン!
中学の給食や高校生のお昼ご飯など、育ち盛りの青少年にぴったりです。
こちらの商品は完全受注生産となっており、1ロット(24個)買い切りが前提ですが、冷凍庫に余裕がある方、いかがでしょう。
カロリーが気になる方、ザラメが苦手な方、甘いメロンパンが苦手な方のために、ザラメ抜きのメロンパンをオーダーメイドで承ります。
ザラメが付いていないので、クッキー生地の風味をダイレクトに味わえます。
ふわふわのパンとさつまいもと白あんで作ったクッキー生地のコントラストをお楽しみください。
メロンパンの表面の”あみあみ”をつける道具。
あの”あみあみ”はただの装飾ではなく、実は美味しく焼き上げるための工夫なのです。
パン生地は発酵するとふんわりと大きくふくらみます。
が、クッキー生地はふくらまないので、中のパン生地が窮屈になって、丸くふくらんでくれません。
また、内側からふくらむ力がかかったクッキー生地はバキバキに割れてしまい、見た目も無惨なことに…。
それを防ぐためもあって、クッキー生地にあらかじめ筋をつけてあげるのです。
やっぱりメロンパンには”あみあみ”が入っていないと!
紡錘形のメロンパンは、このライス型を使って焼き上げます。
オムライスのご飯を美しく盛るための道具です。
二次発酵が済んだところで、ライス型をかぶせて窯に入れると、膨らんだパンが型の形に焼き上がります。
この型のかたちがマクワウリに似ていたことから「メロン型」と呼ばれるようになり、メロン型を使ったパン→「メロンパン」になった、という説もあります。
メロンパンの名前のことになると、まるでたまごにわとり論争ですね。笑
型の中でふくらんで焼き上がります
この食パンは、メロンパンです!
・・・ちょっと何を言っているかわからないですね。
この食パンは、メロンパンと同じ材料で作ったものを食パン型に詰めて焼いているので、メロンパンそのものです!ということです。
ですが、材料はいっしょでも、作り方や焼き方が違うので、いつものメロンパンとはまた一味違った味わいになっています。
こちらもtontonイチオシのメロンパンです。
スライスした状態でお届けするので、袋を開けたらすぐに召し上がっていただけます。
メロンパン食パントーストアイス乗せ。これがめちゃくちゃおいしいんだな〜!
メロンパンはそのまま食べてももちろん美味しいですが・・・
ひと工夫することでリッチなデザートパンになりますよ。
トースターで温めたメロンパンに、卵乳不使用のアイスを挟んでみてください。
あつあつさくさくのメロンパンに、冷たくて甘いアイスがとろ〜りととけて、それはそれはおいしいおやつになるのです。
店チョのおすすめアイスは、『〈シャトレーゼ〉乳と卵と小麦粉を使用していないおいしいアイス』です。
ふわふわの豆乳ホイップをメロンパンに乗っけると・・・思わずうきうきするようなスペシャルメロンパンの完成!
メロンパン×豆乳ホイップ、やさしい甘さ同士のコラボレーションがたまりません。
『スポンジケーキ風のパンと豆乳ホイップクリームのセット』でケーキを作った後の、余ったホイップを使い切るときにもぜひやってみてください。
ホットサンドメーカーをお持ちの方は、ぜひ一度メロンパンを挟み焼きしてみてください。
いつもの食感とは違う、一段上の香ばしさは、まるでカフェのメニューのよう!?
これにも『〈シャトレーゼ〉乳と卵と小麦粉を使用していないおいしいアイス』が合うんです〜!
メロンパンのリベイクの決定版!
この方法なら、どんなメロンパンでもまるで焼きたてに戻ったように美味しくなります!
ポイントは2つ、「アルミホイルを開いて直焼きすること」と「焼き上がってから3分冷ますこと」。
それよりもっと大事なことは、「必ずオーブントースター、オーブンレンジのオーブン機能を使うこと!」
電子レンジにかけてしまうと、水分が出てベタベタのパンになってしまいます。
魚焼きグリルでもできますので、ぜひ試してみてくださいね。
丸いメロンパン、紡錘形のメロンパン。
あんこ入り、クリーム入り、メロン果汁入り、そしてアレルギー対応。
もうすぐ100年となるメロンパン史の中で、一体どれほどのアイデアが生まれてきたのでしょう。
全国津々浦々のメロンパンを食べ歩き、地道な取材を重ねて書かれた『メロンパンの真実』という本ですが、「メロンパン」がどうやって生まれてどのような変遷をたどってきたのかは、結局わからなかったそうです。
著者の東嶋さんはあとがきでこう書いています。
こうしてメロンパンは日本のあちこちで形を変え、よび名を変え、そこここで愛されていった。そのいいかげんさが、私にはたまらない。メロンパンの幸福感のヒミツは、そんな天真爛漫な生いたちにあるのではなかろうか。
どこが発祥なのか、誰が名付けたのか、色々わからなくても、いいんです。
誰かが作ったこのおいしい発明を、その時代のパン屋さんが連綿と守ってきた。
単に守り継ぐだけでなく、このおいしいパンをさらに美味しくしようと、改良を重ねてきた。
それってきっと、お客様の「おいしい!」の声があったからじゃないかと思うんです。
そうやって紡がれてきた現代に、「メロンパン」は未だ愛されるパンとして存在しているんじゃないかと。
tontonのメロンパンも、誕生から15年もの間にいろんな改良を重ね、進化を続けています。
派手でも豪華でもないけれど、日々召し上がっていただくものだから、ほっとする安心なパンを目指しています。
tontonもやっぱり、食べてくださるお客様の「おいしい!」の声が聞きたいのです。
参考文献:『メロンパンの真実』東嶋和子、講談社
メロンパン全部セット(メロンパン・【ミニ】メロンパン・チョコメロンパン・メープルメロンパン・クリームメロンパン) [6353]
1,698円(税別)
(税込: 1,833円)
【ミニ】チョコメロンパン (4個入り) [6725]
628円(税別)
(税込: 678円)
〒923-0852 石川県小松市南浅井町イ103-12
営業時間:平日11:00〜16:30
定休日:土日祝日
TEL:0761-58-0554
交通のご案内:国道8号線東山ICより車で3分
詳しくはこちら >>
やさしい黄色のあみあみ模様、ザラメの化粧をまとった『メロンパン』。
『メロンパン』と聞いたら大体の人が、いつものあの姿と食感を思い出せるのではないでしょうか。
日本国民から愛され、広く浸透している菓子パンの代表格の一つですね。
今回はこの「メロンパン」の歴史や秘密に迫ってみます。
メロンパンとは
パンとは、パン生地をクッキー生地をかぶせて焼き上げた菓子パンの一つです。
たいていの場合はクッキー生地の上にザラメ糖がまぶされており、サクサク・カリカリとした食感になります。
クッキー生地には網目や線がつけられているものが多く、見た目は似たものが多いです。
tontonでも、菓子パンランキングでいつも上位に入ってくる根強い人気者。
パン屋のみならず、スーパーやコンビニでも手に入りやすいので、老若男女問わず幅広い層の人から指示を集める存在となっています。
謎が多すぎる存在
メロンパンの原型が日本で誕生したのは、大正の終わりから昭和の初め頃といわれています。
ですが、確実な証拠や記録が残っているわけではないため、詳しいことはわかっていません。
1930年代、神戸に本店のあるベーカリー「金生堂」呉支店が「サンライズ」という名称でクッキー生地を被せた丸い形のパンを発売したのが初めてでは、といわれています。
1931年(昭和6年)、東京の三代川菊次という人物によって、ビスケット生地で包んだ菓子パンの製造法を実用新案に登録された記録も残っているそうです。
しかし、1927年にはすでに今と同じメロンパンを作っていたという話もあったりして、謎は深まるばかり。
メキシコのパン「コンチャ」
また、海外由来の起源説もいくつも残されていて、
など、クッキー生地をかぶせた甘いパンがどうやって日本で誕生したかは、諸説がありすぎているのです。
たくさんあるのは起源説だけではありません。
日本国内だけでも、メロンパンにはいくつもの形状や名称があるのです。
形ならまだしも、名前までたくさんあるって・・・一体どういうこと?
地域によって特性が
『メロンパン』と聞いたら大体の人が、いつものあの姿と食感を思い出せるのではないでしょうか。
と、冒頭に書いたのですが、どうやら、西日本の方と東日本の方では、『メロンパン』と聞いて思い浮かぶ形が違うようなのです。
「『メロンパン』? ああ、『サンライズ』のことか」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
まんまる。
1930年代、メロンパンを初めて発売したとされている広島県呉市の金生堂は、「サンライズ」という名称でそのパンを売り出しました。
当時の呉市といえば軍艦の製造が盛んな街でした。
軍艦に掲揚する「旭日旗」を参考にして、パンの表面に放射状の模様をつけたそうです。
「旭日旗 = 日の出」、そのまま英訳して「サンライズ」という名称になったといわれています。
丸いメロンパンのことを「サンライズ」と呼ぶのは、発祥の広島県のほか、兵庫や京都など近畿地方、瀬戸内海を渡った四国地方に多いといわれています。
呉市・金生堂の本店が神戸にあったというので、支店から本店へ逆輸入のようなかたちで近畿地方に広がっていったのでしょうか。
じゃあ、メロンパンのことを「サンライズ」と呼ぶ地域には、「メロンパン」というパンは存在しないの?
いえいえ、その地域でも、「メロンパン」というパンは存在します。
それが、ラグビーボールのような形をした紡錘形パンなのです。
こちらはtontonのクリームメロンパン。紡錘形とは両端が尖った形のこと。
このラグビーボールのような形の中にはたっぷりの白餡が入っていて、非常に食べ応えのあるパン。
白餡入りの「紡錘形メロンパン」は、戦後の神戸で誕生したといわれています。
今でも袋入り菓子パンとして近畿地方で販売されているそうです。
「サンライズ」を生み出した呉市にある、その名も『メロンパン』(1936年創業)という名前のお店では、「紡錘形メロンパン」の中身は白餡ではなく、しっとりしたカスタードクリームなのだそう。
そして呉では、丸いメロンパンのことは「コッペパン」と呼ぶそうで・・・
じゃあtontonでコッペパンと呼んでいるパンのことはなんて言うのかっていったら「給食のパン」と呼ぶそうで・・・
もうわけがわからないよ・・・!
そういえば、メロンパンって・・・
なんで「メロンパン」っていうんでしょう?
名前の由来
メロンは入ってないけどメロンパン
『メロンパンの真実』(東嶋和子、講談社)という本に、パン業界専門新聞紙「パンニュース」(1988年5月5日付)のコラムが掲載されています。
メロンパンの名前については、形からのイメージ説、メロンエッセンス説、それに言葉の変化説として、卵白を使ったことから、メレンゲがいい馴らわされたのでは、という推測もある。
メロンといえば、高級品の代表格のような果物。
「果物の王様ともいえるマスクメロンにあやかって、格子模様をつけたパンのことを『メロンパン』と名付けた」という説が一般的に広がっています。
これは、マスクメロンのことをさしています。
マスクメロンの実。見事なあみあみです。
1925年に日本に輸入されたマスクメロンは、1932年に温室栽培が開始された、日本においては比較的新しい品種。
庶民にはとうてい手の届かない、超高級品でした。
名前の由来も、「焼き上がったパンがメロンに似ていたから」だけではなく、「庶民のためにマスクメロンを模したパンを作った」という逆の説もあるくらいなのです。
一方、「サンライズ」発祥の地・呉では、紡錘形パンを「メロンパン」と名付けます。
それは、形がマクワウリに似ていたからといわれています。
当時、メロンといえばこのマクワウリでした。
マクワウリの実。筋まで似てる!
紡錘形メロンパンはチキンライスを成型するライス型をかぶせて焼き上げるのですが、このライス型をメロン型とも言うそうで、メロン型を使って焼き上げるパンだから「メロンパン」になったと言う説もあります。
また、当時はクッキー生地にメレンゲを入れていたことから「メレンゲパン」と呼ばれていたものが転じて「メロンパン」になった説もありますが、こちらの説は信ぴょう性は低いようです。
ホント、謎が多すぎるぞ、メロンパン!
メロンが入ったメロンパンもある
あんパンにはあんこが入っているし、ジャムパンにはジャムが、クリームパンにはクリームが入っている。
でも、メロンパンにはメロンは入っていないのです。
だって、『メロンに見た目が似ている』ということからつけられた名前なんですから。
でも、現在では、本当にメロンが入っているメロンパンが増えてきています。
パン生地にメロン果汁を加えたもの、メロン風味のクリームを中に詰めたもの、クッキー生地を緑色に近くして見た目まで近づけたものまで、多種多様なメロン入りメロンパンが誕生しています。
メロン色のメロン果汁入りメロンパン。食べるとふんわりメロンの香り
「メロンパンという名前なのにメロンが入ってないじゃないか!」という声が先だったのか、「ほんとうにメロンを入れたメロンパンを作ったら面白いんじゃ?」というアイデアが先だったのか・・・
どちらが先かはわかりませんが、「メロンパン」「サンライズ」「白餡入りメロンパン」ときて「メロン入りメロンパン」まで登場するんだから、もう、メロンパンにセオリーなんてないのかもしれません。
そうなると、冒頭に書いた
『メロンパン』と聞いたら大体の人が、いつものあの姿と食感を思い出せるのではないでしょうか。
という一文はますます当てはまらなくなってきますね。
・・・さいしょから書き直した方がいいかな?笑
tontonのメロンパンのこと
アレっ子の憧れ、メロンパン
メロンパンは一つ一つ手作業で作っています
全国各地でいろんな形と名前で愛され続ける「メロンパン」
tontonのメロンパンは、もちろん《卵不使用・乳成分不使用》です。
初めて卵乳不使用メロンパンを作ったのは2009年のことでした。
アレっ子さんからしたら、メロンパンは憧れの存在。
「メロンパンを食べてみたい!」というお客様のご要望にお応えするかたちで作りました。
その後、納得のいくものができるまで研究と改良を重ね、現在のメロンパンの原型ができたのが2010年のこと。
時の経つのは早いもので、もう15年も卵乳不使用のメロンパンを作っているんだなあ〜。
いつものメロンパンにならない!
なつかしい〜〜! むかし試作したメープルメロンパン
一般的に、メロンパンの色と風味は、ほぼ卵でできているといっても過言ではありません。
メロンパンのおいしそうな黄色は、卵黄の色。
サクッとかじったときの鼻に抜ける香りは、卵あってのもの。
当時、卵と乳製品を抜いたメロンパンを何度も試作をしましたが、やはり卵が入らないと・・・
ただ甘いだけの砂糖のかたまりのようなクッキー生地になってしまいました。
色も白っぽくてあまりおいしそうに焼き上がらない・・・。
さつまいも入りメロン皮のメロンパン
「だったら、黄色いものを入れてクッキー生地を作ったらいいんじゃない?」
そうひらめき、メロン皮にさつまいもを入れてみました。
色は・・・黄色くておいしそうになった!
味も・・・いい!!これは美味しい!!!
でも、食感が・・・粘りが足りないためか、ボソボソした硬いメロンパンになってしまいました。
皮もパン生地からすべり落ちてるし・・・。
しっとりサクッと焼き上がって、おいしそうな色味も出て、やさしい風味も味わえるメロンパンは、卵乳不使用では作ることはできないのか・・・?
試行錯誤の末に辿り着いた”白あん”
この頃は、寝ても覚めても卵乳不使用のメロンパンのことを考えていました。
そんなある日、店チョの夢に現われたのです、メロンパンの神様が!
はっと目が覚めたとき、「そうだ、メロン皮に白あんを入れたらどうだろう」というアイデアが頭に浮かんでいたのです。
薄力粉、砂糖、ベーキングパウダー、バター代わりのショートニング、卵代わりのさつまいも。
そこへ、神様が教えてくれた白あんを投入。
すると、皮が割れることもすべり落ちることもなく、しっとりサクッと焼き上がりました。
tontonのメロンパンがメロンパンらしく!笑
さつまいもが食欲をそそる色味と鼻に抜ける風味を出してくれているところへ、白あんが上品な粘りでやわらかさとサクサク感を助けてくれています。
これなら、自信を持ってお客様にお出しできる!
こうして、これ以上ない卵乳不使用メロンパンが完成したのです。
あれから15年。
今では種類も増え、いろんなフレーバーのメロンパンが仲間入りしています。
tontonのメロンパン ラインナップ
メロンパン
王道のメロンパン。
初めて作ったときは「本当に卵も乳製品も入ってないの?」と、何度も確認されたほど。お客様からは「普通のメロンパンと同じくらい、いや、あっさりしててそれよりも美味しい!」とのお声をいただいています。
tonton自慢の一品です。
チョコメロンパン
ココアのクッキー生地を纏わせた、贅沢なメロンパン。中にはカットした板チョコが入っています。しっとりふんわりしたtonton生地に、香ばしいメロン皮がとてもマッチしています。
チョコ好きのお子さんからはもちろん、大人の方のご褒美パンとしても人気です。
メープルメロンパン
メープル風味のシロップが入っている香り高いメロンパンです。ぽっかりとした空洞は、メープルシロップが溶けた跡。かじった瞬間、口の中にやさしい甘さが広がります。
ザラメ糖ではなくメープルシュガーで化粧してあるので、外から中まで余すことなくメープルを楽しめます。
クリームメロンパン
卵乳不使用のカスタードを包んで、紡錘形に焼き上げたメロンパン。関西の方にはお馴染みでしょうか。
このカスタードもtontonオリジナル。卵も乳製品も使わないで、美味しいクリームが作れました。メロンパンとこのクリームが・・・合うんです!
こだわりが詰まった一品です。
【ミニ】メロンパン
通常サイズのメロンパンが大きくて食べきれないちびっこのために生まれたミニサイズ。
大人の方の小腹が空いた時にもぴったりのサイズです。が、ついつい次に手が伸びて、あっという間になくなっちゃうことも・・・。
tontonの菓子パンの中で一番の人気商品です。
【ミニ】チョコメロンパン
こちらもミニサイズシリーズ。
満を持して登場した、ミニサイズメロンパンの第二弾です。パン生地には乳不使用のチョコチップがたっぷり入っています。
4個入りなので、ご家族みなさんで分けっこして召し上がれます。
メロンパン食パン
なんと、こんな変わり種も!?
食パンにメロン皮ペーストを塗る「メロンパン風トースト」ではなく、こちらはメロンパンがそのまま食パンになりました。アイスやあんこをのせたら、それだけで立派なデザートプレートに。
軽くトーストするのがオススメです。
《オーダーパン》中学校給食用メロンパン:個包装24個セット
メロンパンが大好きなお客様からのご要望から生まれた、通常の倍のサイズの特大メロンパン!
中学の給食や高校生のお昼ご飯など、育ち盛りの青少年にぴったりです。
こちらの商品は完全受注生産となっており、1ロット(24個)買い切りが前提ですが、冷凍庫に余裕がある方、いかがでしょう。
《オーダーパン》ザラメ抜きメロンパン:個包装48個セット
カロリーが気になる方、ザラメが苦手な方、甘いメロンパンが苦手な方のために、ザラメ抜きのメロンパンをオーダーメイドで承ります。
ザラメが付いていないので、クッキー生地の風味をダイレクトに味わえます。
ふわふわのパンとさつまいもと白あんで作ったクッキー生地のコントラストをお楽しみください。
こうやって作っています
tontonのメロンパンの作り方
メロンパンの表面の”あみあみ”をつける道具。
あの”あみあみ”はただの装飾ではなく、実は美味しく焼き上げるための工夫なのです。
パン生地は発酵するとふんわりと大きくふくらみます。
が、クッキー生地はふくらまないので、中のパン生地が窮屈になって、丸くふくらんでくれません。
また、内側からふくらむ力がかかったクッキー生地はバキバキに割れてしまい、見た目も無惨なことに…。
それを防ぐためもあって、クッキー生地にあらかじめ筋をつけてあげるのです。
やっぱりメロンパンには”あみあみ”が入っていないと!
tontonのクリームメロンパンの作り方
紡錘形のメロンパンは、このライス型を使って焼き上げます。
オムライスのご飯を美しく盛るための道具です。
二次発酵が済んだところで、ライス型をかぶせて窯に入れると、膨らんだパンが型の形に焼き上がります。
この型のかたちがマクワウリに似ていたことから「メロン型」と呼ばれるようになり、メロン型を使ったパン→「メロンパン」になった、という説もあります。
メロンパンの名前のことになると、まるでたまごにわとり論争ですね。笑
型の中でふくらんで焼き上がります
メロンパン食パンの作り方
この食パンは、メロンパンです!
・・・ちょっと何を言っているかわからないですね。
この食パンは、メロンパンと同じ材料で作ったものを食パン型に詰めて焼いているので、メロンパンそのものです!ということです。
ですが、材料はいっしょでも、作り方や焼き方が違うので、いつものメロンパンとはまた一味違った味わいになっています。
こちらもtontonイチオシのメロンパンです。
スライスした状態でお届けするので、袋を開けたらすぐに召し上がっていただけます。
メロンパン食パントーストアイス乗せ。これがめちゃくちゃおいしいんだな〜!
ご自宅でアレンジも◎
メロンパンはそのまま食べてももちろん美味しいですが・・・
ひと工夫することでリッチなデザートパンになりますよ。
メロンパンアイス
トースターで温めたメロンパンに、卵乳不使用のアイスを挟んでみてください。
あつあつさくさくのメロンパンに、冷たくて甘いアイスがとろ〜りととけて、それはそれはおいしいおやつになるのです。
店チョのおすすめアイスは、『〈シャトレーゼ〉乳と卵と小麦粉を使用していないおいしいアイス』です。
ホイップメロンパン
ふわふわの豆乳ホイップをメロンパンに乗っけると・・・思わずうきうきするようなスペシャルメロンパンの完成!
メロンパン×豆乳ホイップ、やさしい甘さ同士のコラボレーションがたまりません。
『スポンジケーキ風のパンと豆乳ホイップクリームのセット』でケーキを作った後の、余ったホイップを使い切るときにもぜひやってみてください。
ホットサンドメロンパン
ホットサンドメーカーをお持ちの方は、ぜひ一度メロンパンを挟み焼きしてみてください。
いつもの食感とは違う、一段上の香ばしさは、まるでカフェのメニューのよう!?
これにも『〈シャトレーゼ〉乳と卵と小麦粉を使用していないおいしいアイス』が合うんです〜!
おいしい温め方
メロンパンのリベイクの決定版!
この方法なら、どんなメロンパンでもまるで焼きたてに戻ったように美味しくなります!
ポイントは2つ、「アルミホイルを開いて直焼きすること」と「焼き上がってから3分冷ますこと」。
それよりもっと大事なことは、「必ずオーブントースター、オーブンレンジのオーブン機能を使うこと!」
電子レンジにかけてしまうと、水分が出てベタベタのパンになってしまいます。
魚焼きグリルでもできますので、ぜひ試してみてくださいね。
メロンパンの真実
丸いメロンパン、紡錘形のメロンパン。
あんこ入り、クリーム入り、メロン果汁入り、そしてアレルギー対応。
もうすぐ100年となるメロンパン史の中で、一体どれほどのアイデアが生まれてきたのでしょう。
全国津々浦々のメロンパンを食べ歩き、地道な取材を重ねて書かれた『メロンパンの真実』という本ですが、「メロンパン」がどうやって生まれてどのような変遷をたどってきたのかは、結局わからなかったそうです。
著者の東嶋さんはあとがきでこう書いています。
こうしてメロンパンは日本のあちこちで形を変え、よび名を変え、そこここで愛されていった。そのいいかげんさが、私にはたまらない。メロンパンの幸福感のヒミツは、そんな天真爛漫な生いたちにあるのではなかろうか。
どこが発祥なのか、誰が名付けたのか、色々わからなくても、いいんです。
誰かが作ったこのおいしい発明を、その時代のパン屋さんが連綿と守ってきた。
単に守り継ぐだけでなく、このおいしいパンをさらに美味しくしようと、改良を重ねてきた。
それってきっと、お客様の「おいしい!」の声があったからじゃないかと思うんです。
そうやって紡がれてきた現代に、「メロンパン」は未だ愛されるパンとして存在しているんじゃないかと。
tontonのメロンパンも、誕生から15年もの間にいろんな改良を重ね、進化を続けています。
派手でも豪華でもないけれど、日々召し上がっていただくものだから、ほっとする安心なパンを目指しています。
tontonもやっぱり、食べてくださるお客様の「おいしい!」の声が聞きたいのです。
参考文献:『メロンパンの真実』東嶋和子、講談社
メロンパン特集
アレルギー対応のメロンパンを買うならココ!
メロンパンは、日本の国民的菓子パン。外側の甘いクッキー生地と中の柔らかいパン生地が絶妙なバランスです。地域によって形や呼び方が異なり、様々なバリエーションが存在します。アレルギーを持つ子供たちも安心して食べられる、tonton一番人気の菓子パンです。
メロンパン特集 商品一覧