ベーキングパウダーのアルミニウム、危険性は?

「ベーキングパウダーが危険な添加物と聞いたのですが、使われていますか?」

最近ベーキングパウダーについてのお問い合わせが多くなりました。

問題とされるのが、ベーキングパウダーの成分「ミョウバン」

これは硫酸アルミニウムのことで、アルミニウムの安全性について、以前から認知症 (アルツハイマー病) との関連が議論されていました。

 

インターネットを通じて「アルミは食べちゃダメ!」という情報が広まったんですけど、最近になってアルミニウムが口に入ってもほとんどすべて体外に排出されることが確認されています。

また、アルツハイマーになるという説も現在は否定されています。

でも、一度広がった風評。そう簡単に消えるものではありません。他の添加物と同じ道を歩みそうです。

 

ベーキングパウダーの歴史

まだイースト菌が手軽に扱えなかった時代に、ヨーロッパのパン職人たちはなんとか簡単にパンが作れないものかと思案していました。

そして、ベーキングソーダ(重炭酸ナトリウム)とクレームタータ(酒石酸水素カリウム)と水を混ぜると化学反応で二酸化炭素が大量に発生することがわかり、イースト菌の代わりに入れることでパンを製造するようになりました。

ところが、クレームタータ(酒石酸水素カリウム)は当時、安定して製造できなかったため、ドイツの科学者がクレームタータ(酒石酸水素カリウム)の代わりとなる重過リン酸石灰を牛骨から作り出し、パンを膨らます原材料となりました。

ベーキングソーダ(重炭酸ナトリウム)と重過リン酸石灰と水が反応すると、アルカリ性となリ苦味を感じるため、それを中和させるためにアルミニウムが入れられることとなりました。

ベーキングパウダーの誕生です。

 

それから50年ほど経った昭和初期に日本に伝わり、クッキーやホットケーキ、蒸しパン、プリンなどに使われるようになりました。

戦後に入り小麦粉の導入が本格化し、パン和洋菓子の需要が多くなり、ベーキングパウダーの生産量も拡大しました。

 

食品添加アルミニウムの危険性

アルミニウムは地球上では最も大量に存在する金属で、土の中にも主成分と言ってよいほどたくさん存在しています。

野菜など食物の中や飲料水にも多くの量が含まれていて、知らない間に大量に摂取しています。

世界保健機関(WHO)ではアルミニウムの1週間の暫定耐容摂取量(PTWI)として1mg/体重1kgとしています。

ホットケーキやパウンドケーキを週に1個食べるだけで、幼児ではアルミニウムの取りすぎになってしまう場合があることが東京都健康安全研究センターが発表しました。

 

「専門家会議の基準は十分な余裕があり、許容量を超えて摂取したとしてもすぐに健康に影響があるわけではない」と厚労省食品安全部基準審査課は大量に摂取しなければ大丈夫と発表しています。

アルミニウムが人間へ与える影響は、実のところまだわかっておらず、機関によって見解も様々です。

 

トントンとしては・・・

食品添加アルミニウムが体に影響があるかどうかはわかりませんが、入っているより入っていないほうが安心ですよね。

当店で使っているのは、こちらのベーキングパウダーです。

アイコク 赤プレミアム

アルミ不使用です。

原材料は、炭酸水素ナトリウム、グルコノデルタラクトン、酸性ピロリン酸ナトリウム、第一リン酸カルシウム、d-酒石酸水素カリウム、ステアリン酸カルシウム、食物素材(主にコーンスターチ)

 

当店ではメロンパンとミニメロンパンのクッキー生地に使っています。

 

入っているより入っていないほうがいい。

トントンではいろんな物を入れない方向に進んでいます。

ベーキングパウダー自体も使わずにおいしく作れないかも試しましたが、サクッとした食感を出すためには必要でした。

全然膨らまず、豆腐クッキーみたいになってしまうんです。

 

なんとかベーキングパウダーを使わずに、美味しいメロンパンが作れないものか、日々研究です。

そのうち何も使えなくなって、パンが作れなくなちゃったりして(笑)