冷凍パンの上手な保存方法

冷凍パンの保存方法

冷凍パンの保存方法のポイント

  1. 食べ切れる分だけ解凍してください
  2. 冷凍用の保存袋を使用してください
  3. 届いてから1ヶ月以内になるべく召し上がってください

 

パンの臭い移りを防ぐ方法

「パンに冷凍庫の臭いがつくんですけどどうしたら良いですか?」

よくいただく問い合わせです。

パンに限らず、冷凍商品は保管方法によって冷凍庫の臭いが移ってしまうことがあります。

 

冷凍庫の臭い移りの3つの原因

原因1冷凍庫内が汚れている

こればかりはしょうがないです(笑)

掃除をしましょう。

原因2温度が安定していない

冷凍庫の開け閉めが激しいと、庫内がプラスの温度帯になって解凍します。

「ものが凍る」とは、ものの中の水分が凍るということ。

解凍すると氷が水になり外に出てきます。

そして氷だったところが空洞となり、臭いを含んだ空気が入り込みます。

原因3冷凍用の袋を使っていない

実は、袋には冷凍に適した袋と適していない袋があります。

スーパーでもらえるようなシャバシャバの袋は空気を通すので、冷凍保存には適していません。

ジップロックなどの冷凍用の保存袋に入れると、空気を通しづらいので、臭い移りが少なくなります。

冷凍パンの保存方法

冷凍パンの保存方法

冷凍庫の臭い移りを防ぐには

「一枚一枚丁寧にラップをして、冷凍してください」とよく伺います。

それでもいいですが、冷凍に向かないラップがあるということと、隙間なくぴったりに密封することが難しいため、ジップロックなどの冷凍用の保存袋に入れることをお勧めしています。

冷凍用の保存袋は空気を通しづらいので、臭い移りが少なくなります。

 

トントンのパンを含め、冷凍食品は冷凍用の袋に入って密封されています。

封を開けず冷凍状態を保っていれば、臭いが移ることはありません。

しかし、一度封を開けると空気が入ってしまいます。

パン袋そのままでもいいので、冷凍用の袋に入れて冷凍保存されることをお勧めします。

 

パンが固くなるのを防ぐ方法

冷凍保存は長期間保存できるというメリットがあります。

しかし、時間が止まるわけではなく、冷凍保存の場合でも徐々に劣化して固くなってしまいます。

劣化を防ぐためには、どのように保存すればいいのでしょうか?

 

パンが固くなる3つの原因

原因1冷凍・解凍を繰り返している

食べようと思って完全に解凍したあと、食べきれなくなって再冷凍するのは…あまりおすすめできません。

常温に戻った瞬間からパンの劣化が始まります。

原因2長期間家庭用の冷凍庫で保管している

業務用の冷凍庫の場合は、安定して冷凍保管できますが、家庭用の冷凍庫の場合は容量が小さいこと、開け閉めが激しいことより庫内温度が安定しません。

パンはすぐに解凍しますので、プラスの温度帯になった場合、冷凍庫内で解凍します。

解凍の度にパンの水分が外に飛び出してしまって、霜になります。

水分が少なくなればなるほど、解凍したときのパンは固くなります。(この状態を冷凍焼けといいます)

原因3空気を通す袋を使っている

空気を通す袋は、臭い移りの原因になると共に、パンを固くする原因にもなります。

空気を通すということは、外部の影響を受けやすくなるとともに、水分も抜けてしまうからです。

冷凍用の保存袋を使用することをおすすめします。

 

パンだけが解凍しているのを防ぐ方法

「冷凍庫に入れていても、パンがカチカチにならない。」

先日、お客様からお問い合わせをいただきました。

お肉やお魚に比べて、パンは極端に水分の少ない食べ物です。

なので、温度が高いとすぐに解凍してしまいます。

 

冷凍庫内で解凍する3つの原因

原因1冷凍庫が閉まりきっていない

パッキンの劣化や冷凍食品の包装袋が挟まったりして、わずかな隙間から冷気が漏れていることがあります。

パッキンが劣化していないか汚れていないか確認をして、冷凍庫内の食材を整理整頓して入れてみましょう。

原因2冷凍庫の開け閉めが激しい

冷凍庫に問題がなくても、開け閉めが激しい場合、冷凍庫内の温度は高くなります。

パンは水分の少ない食材なので、すぐに解凍してしまいます。

お肉やお魚は凍っているのに、パンだけが解凍している場合は、冷凍庫の開け閉めが多く温度が安定していない場合が多いです。

原因3冷却装置に霜がついている

冷凍庫の後ろ側に冷却装置があり、通常は霜取り機能で霜を取り除きますが、冷凍庫の開け閉めが頻繁だったり開けっ放しの時間が多い場合、霜を溶かしきることが出来ず、冷却機能が低下します。

冷却装置に付いていないか確認してみてください。

 

おいしい状態で召し上がっていただくために

パンに臭いがつく原因やパンが固くなる原因の多くは、パンの水分が抜けることで起こります。

これは、冷凍保存でも常温保存でも同じです。

パンの水分は、完全な冷凍状態(-18℃以下)であれば氷の状態なので抜けることはありませんが、解凍することで水になり、パンの外に出ていってしまいます。

冷凍パンの保存方法

-18℃以下の保存条件で賞味期限を記載していますが、業務用の冷凍庫でなければこの条件は難しいです。

家庭用の冷凍庫の場合は、届いてから1ヶ月以内に召し上がっていただくことをおすすめします。

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